
痔の養生法 おしりの悩み、一人で抱えずご相談ください
痔は、いぼ痔(痔核)・切れ痔(裂肛)・痔ろうなどの総称です。
「人に相談しにくい」「恥ずかしい」と我慢してしまう方も少なくありませんが、毎日の排便習慣や生活を少し見直すことで、症状を悪化させにくくすることができます。
① 便を硬くしないようにしましょう
硬い便は、肛門に負担をかける原因になります。
水分を適度にとり、野菜・きのこ・海藻・豆類など、食物繊維を含む食品を毎日の食事に取り入れましょう。
便秘気味の方は、便秘をそのままにしないことも大切です。
② トイレで強くいきまない
便が出ないからといって、長時間座って強くいき続けるのは避けましょう。
便意を感じたら我慢せずトイレへ行き、短時間で済ませることを心がけます。
スマートフォンや本を持ち込んで、長時間トイレに座り続ける習慣にも注意しましょう。
③ おしりを清潔に
排便後は、肛門周囲をやさしく清潔に保ちましょう。
強くこすったり、温水洗浄便座を長時間・強い水圧で使用したりすると、かえって刺激になることがあります。
「やさしく洗って、やさしく拭く」が基本です。
④ 入浴で体を温めましょう
湯船につかって体を温めると、肛門周囲を清潔に保ちやすく、リラックスにもつながります。
痛みがあるときも、無理のない範囲でゆっくり入浴しましょう。
⑤ 同じ姿勢を長く続けない
長時間の座りっぱなしや立ちっぱなしは避け、時々姿勢を変えたり、軽く歩いたりしましょう。
日常生活の中で無理のない範囲の運動を取り入れることは、便通を整えることにもつながります。
こんなときは医療機関へ
痔だと思っていても、出血などの症状には別の病気が隠れていることがあります。
- 出血が多い、または何度も繰り返す
- 強い痛みや腫れがある
- 発熱を伴う
- 肛門から出たものが戻らない
- 便に血が混じる状態が続く
- 市販薬を使用しても改善しない
このような場合は、自己判断を続けず医療機関を受診しましょう。
薬局からひとこと
痔の薬には、坐薬・軟膏・内服薬などがあります。
症状によって適した薬が異なりますので、
「これって痔かな?」
「どの薬を使えばいい?」
「病院へ行った方がいい?」
など、気になることがありましたらお気軽に薬剤師へご相談ください。
